毎週の打ち合わせが続き少々疲れがたまってきました。皆さんもそんなときがありましたよね。楽しみだけど決めることが多くて、予算もあるし、夢と現実に自分の落としどころを悩むとき。
家全体のイメージが浮かばない。
どんな雰囲気の家がいいのか。家全体の空間をイメージすることができずにいました。空間の色び方でイメージが変わることに少し恐れがありました。
それなのに、自分の家に対するイメージが固まらなくて、色が選択できないと気があせりました。
二軒の家のイメージを思つく。
それを決めることができたきっかけは、壁紙選びでした。
こだわった広い玄関、その玄関の色を決めるときに、こちらの家は「春」こちらの家は「夏」
そんなイメージが降ってきました。
玄関の壁紙をきなりに近い黄色がいいな。と思いました。春に咲く花で最初に色が出るのは黄色です。春の空間をイメージして部屋を作ってみようと思いました。
春の大好きな香りは、フリージア。
ミモザは女性の色。
香りのよいレンギョウも黄色。
ヒメエニシダも黄色のレモンの香り。
春の家のイメージにしようとおもいました。LEDのライトを赤系にすると、壁紙がきなりだとオレンジにちかくなりそうですがイメージ的には明るい空間。
賃貸側は、夏のイメージで玄関の壁紙をこけいろの緑にしました。水を含んだ苔がイメージそのものです。それに青系のライトならよりさわやかでみずみずしく涼やかな空間になりそうです。
苔
新緑
クローバー
部屋の壁紙を決める。
リビングは薄いオレンジを選び、天井部分の壁紙をその色より濃い色を選びました。束になったサンプルをこれとこれ、と色合わせは真剣でした。選んでいるうちにどんなイメージにしたいのか、光が差したように思いましたし、これで色の基礎ができたからキッチンの色、巾木の色が決まると思いました。
覆したのは予算でした。
自分の中で家の中のイメージが固まり、それぞれを「春」と「夏」の空間ときめ、壁紙もさんざ悩んで決めました。
自分の中で「自分の家」という妙な自覚も生まれて、これまでとは違う高揚感を味わっていました。それを基準に部屋の中の色を三色になるように整え、調度品を選ぶときには「その色は違う」と断言したりして主導権は私なり。という感じだったと思います。
ところが、、、すべて決めた順に予算を計算してみると、予算をオーバーしていました。
今度は「どうします?」と判断を求められる立場になり、気持ちは右往左往してしまいます。
順に削る場所探しです。悩んで決めた壁紙も玄関は残して、以外は推奨仕様の白の壁紙になりました。全体のイメージは白にポイントで色があるという風で、ごくごく一般的な室内に落ち着いてしまいました。
家族も住友林業担当者の方々も、あのこだわりは何だったの?という感じだったでしょう。
壁紙をあきらめた理由
壁紙はリフォームしようと思えば比較的簡単に変えることができます。さらに壁紙の保存期間は短くて、特殊な色を選ぶとその時しかない場合もある。という意見を聞いたことでした。
部分的に傷んだ個所を張り替えるにしても、推奨壁紙ならある程度の量もあるだろうし利用期間も長いのではないかと期待してのことです。
実際に住むうちにこの色があう。ということもわかってくるかもしれません。その時には思い切って合う色にしてみたいと思います。
壁紙補足
個人の建築会社では壁紙の提案として、子供が汚しても汚れの付きにくい、また落としやすい壁紙があると教えてもらいました。
他には親族の一条工務店のトイレの壁紙はデイジー模様のかわいいもので、そこだけフェミニンな感じで驚きました。聞いてみると臭いの付きにくい壁紙で、二種類のうちの一枚でした。模様はともかく、そんな壁紙も覚えておこうと思いました。
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