家屋の解体工事が完了し、更地に立ちました。建物が無くなるとこんなに広かったのかと思うもの。
さらに更地になった土地を歩いて感じた臭い。庭の跡地と、北側にひどく臭いが残っていました。この臭いの原因は、多頭飼の猫の糞尿臭。
臭うと感じる人と感じない人
ももじろうや一部の方には「糞尿の臭いはしない」と言われたのですが、臭いがわかるジルとしては「これは我慢できない」と感じました。
過去には臭いがないと言われている、都市ガスの臭いを察知してガス漏れを見つけたこともあります。臭いに敏感なだけですが、その時は鼻高々になりました。体質なのか、特殊な臭いに反応するようです。
敷地を歩きながら臭いのする場所を探しました。解体時に土を混ぜているので、どこも臭いがします。臭いとしては、糞尿の直後の臭いというより、長年積み重なった発酵したような独特の臭いに代わっていました。
猫の臭い対策にはどの商品が有効なのか
猫の臭い消し商品はたくさんあり、猫の糞尿の臭いに悩まされる人が多いことが分かりました。
臭い消し効果商品については、どれも意見が分かれていると感じました。
製品名 | 素材 | 放置経過 | 効果方法等 | 薄める |
---|---|---|---|---|
猫の消臭剤 | 天然 | 期待できず | 尿に直接 | 10倍 |
アースガーデン | 有効成分 | 臭いの元の繁殖を抑え4種消臭成分 | そのまま | |
バイオで消臭 | バイオエキス等 | 腐敗臭のみに反応、分解、消臭 | そのまま |
どの商品を試してみても、もし効果がなかったら。ということを考えてしまいました。どの商品を選んで使ったとしても、効果に当たるかどうかは、賭けになりそうです。消臭したい面積が広いのでコストが気になります。しかもどれも値段が高い。
値段も気になるし、効果について賭けになるなら、これから建てる家に少ない一番影響のない物を最優先に検討して試してみたほうがいいかも。と思い始めました。
消石灰で猫の糞尿の臭い消しを試す
最終的に選んだのは家畜の病気の時、消毒にも使うことの多い消石灰でした。消石灰は、家畜等の感染症が起こると、感染防止のため、家畜小屋周辺に、通路等に撒かれる物でもある。家畜の感染防止に使われるなら、猫の細菌にも効果があるのではないかと考えました。
消石灰
これは、運動場に白い線を引くのに使われる物。正月が過ぎ、畑の草を焼くころに農家が畑に撒く白い物です。畑に使うものなら、敷地に撒いても問題はないでしょう。
猫の糞尿被害に石灰が効果ありと説明している市町村もありました。
消石灰そのものに、独特の臭いがあるので、猫がその独特の臭い嫌い立ち入らなくなるという説明や歩くと消石灰が足につくのでそれを嫌がるのだろうという説明もありました。しかしこれが絶対の効果があるとは記載されていません。
ジルの狙ったところは、細菌、発酵を消石灰を撒いてアルカリ土壌にする。㏗のバランスが壊れると、消毒効果になり細菌が減る。すべての細菌が消えなくてもバランスが崩れると、臭いが減るだろうということでした。
消石灰を自分で撒く
試してみるなら、更地の今しかないと考え、消石灰を買い込んで、更地に撒いてきました。
「自分で撒く」と宣言して撒き始めたのですが、これがなかなか大変でした。
9月下旬ですが日中、長靴に、長そで、帽子にマスク、手袋をした状態で、汗だくになっていました。暑さで息が上がり、消石灰の重さで腕ががくがくしてきます。最後のほうには手伝ってもらいました。
問題は表面に撒いても耕していないので、土中には効果がないだろうということでした。
これを解決するために、先行工事で境界にブロックを積むときに、土を掘る。そのタイミングでもう一度消石灰を撒いてみることにしました。
猫の糞尿臭に消石灰は効果があったのか?
消石灰を撒いて二週間経過した更地に行ってきました。小雨が降り、土地は湿っていましたが、臭いは消えていました。
更地には猫の糞もありませんでしたし、石灰の上に猫の足跡なく、猫は来ていないと思います。今回は、消石灰で臭い消しと消毒の効果があったと実感してきました。
大事に使っていきたいという思い
家を建てるにあたり、自分では何の労働もしていなくて、「こうしたい。」と言っているだけでした。「石灰を自分で撒こう」と思ったのは、土地に対して、何かで務めた。というものが自分の中でも欲しかった。ということもありました。思い入れ、愛着でしょうか。大切に使わせて頂くという思いを形にできたらと思っていましたからいい機会になりました。
消石灰を自分で撒いて、臭いを消し、土地を清めることができた。福を呼び込む準備が整ったと自己満足できました。
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