階段下トイレは天井が狭くなる。知っていればと思ったこと。

空間作り

先日、新装開店した行きつけのお店に行ってきました。そこで盛り上がったのはトイレの話。
1坪はあるでしょうか。広々として、とても立派なトイレでした。お金がかかっていることは一目瞭然。それなのに手動でした。
「どうせならライトも換気扇も含めて全自動トイレにすればよかったのに。お店ならきっと掃除も楽になるのに」「あの手洗い鉢はだめだね。水を止めるのに、濡れた手で水を止めることになり、そうすると水滴が鉢からはみ出して落ちる。自動水栓にすればよかったのに」など勝手な話で盛り上がりました。

皆さんもこんな感じで俄か設計士になっていたりしませんか?

我が家も出来上がってみると確認不足で後悔した個所がいくつもありました。そんな後悔色々です。まずはトイレから始めましょう。

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トイレに望んでいたこと

トイレへのこだわり

1.まずは清潔が保てること-換気扇を人感センサーで感知して作動する換気するシステムを採用。
2.トイレ-十分な水量を確保し詰まりが少ないトイレを選択。
3.壁紙-インテリアクロスで壁の一部に変化をだした。

完成後のトイレ、これはどうなの?

施主の確認不足だと思ったところ

それは照明でした。こだわって便器や換気扇を設置したのですが、照明そのもがやぼったい。
集合住宅のトイレはダウンライトでした。トイレとはこういうライトが付くものだという思いが先にありました。新居にはなんと傘のついたライトが付いていました

これはjillの確認ミスです。壁紙だの換気扇だの他のことに気がとられてトイレの照明はノーチェックでした。

取り付け不良個所を発見

建築確認が済みました。という報告を受け、引き渡し前に確認に行きました。
「ライトと換気扇が重なって見える」とももじろうに報告。

そこで見つけたのは、設置位置がずれている換気扇。ももじろういわく、これで確認申請が降りたの?その人の感覚を疑うね。という意見。他にもそういう個所が数か所ありました。住友林業の自社確認は公共より厳しいので。と自慢していたのではなかったの?とこちらが強気になる場面でした。

 

換気扇とライトが近いこと

換気扇とライトは重なってはおりませんでした。施工が荒く換気扇が曲がってついていたために、重なって見えただけでした。しかし、カバーを外すといい加減な仕事が現れました。

ここは半年に一度外して掃除をしたいところ。半分ビスが飛び出しているこの状況は不安定な上に取り外した時に安全な作業ができません。これは方向を変えて付け直していただきました。

 

 

ライトの傘が換気扇の掃除のときに当たる恐れあり。ダウンライトかライトの笠を小さい物に変更できないか?と依頼してみました。

答えは階段下を利用しているために傘を小さくすると奥にまで光が届かず、暗くなると説明がありました。なるほど、傘の大きい物なら、下がって照らすので奥に届きます。このライトはそういう選択がされていたのか。と今さらながらに理解できました。

しかし、設計段階から階段下のトイレはわかっていたことでしたから、照明の位置を壁に変えることも可能だったはずで、、。この照明ありきの設計なので、後の祭りですね。これはそのままになりました。

しかし、トイレの傘につく埃は半端ないと思いますので、こまめな掃除が必須になりました。しかも換気扇の取り外しにライトの傘が当たってしまいそうで、これについても不満が残りました。安全に動作できることは重要だと思うのですが、、、。

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階段下をトイレに利用するとき必要な確認は

水平の天井がどのぐらいあるのか。
1.どこに照明と換気扇が付くのか。二つの距離。
2.照明の位置と採光の具合。位置により階段の段差が採光を遮る。
3.平面の設計図で見てみると、すべてが天井に見えます。しかし横から見てみると、奥に従い天井が下がり水平部分が一部しかありません。

トイレだけに限らず、天井裏収納等を検討するときに平面ではものすごく広く感じたのに、実際は歩けるところは少なく思ったより収納できなかった。という意見も多いです。

こういった下がり天井の場所については、立体図を依頼してみるのも手かもしれません。もちろん照明や換気扇等の設備も入れたものが確認しやすいと思います。